イランでハマス指導者ハニヤ氏の葬儀 国会議長「非常に大きな代償」

AI要約

イランの首都テヘランでハマスの最高幹部ハニヤ政治局長の葬儀が行われた。参加者は死を悼み、イスラエルや米国に報復の言葉を発した。

イランの最高指導者や大統領が参列し、ハニヤ氏の殺害について非難の声が上がった。

遺体はカタールに運ばれ、2日に埋葬される予定。

イランでハマス指導者ハニヤ氏の葬儀 国会議長「非常に大きな代償」

 イランの首都テヘランで殺害されたイスラム組織ハマスの最高幹部ハニヤ政治局長の大規模な葬儀が1日、テヘランで行われた。

 イラン国営プレスTVが報じた映像によると、葬儀の式典が行われたテヘラン大学は、イランの国旗やパレスチナの旗、ハニヤ氏の写真を掲げた市民らで埋め尽くされた。参加者は右手を胸にあてるなどして死を悼み、イスラエルや米国に「死を」と叫んだ。

 イランの最高指導者ハメネイ師やペゼシュキアン大統領が参列し、祈りを捧げた。国会議長ガリバフ氏は演説で、ハニヤ氏の殺害にイスラエルが関与したとし「米国の支援なしには起こりえない」と主張。「想像できないような非常に大きな代償を支払わなければいけない」とイスラエルへの報復を示唆した。

 式典後、棺は車に乗せられ広場へと移動し、車を囲むように通りいっぱいに市民らが集まった。遺体は、ハニヤ氏が拠点としたカタールに運ばれ、2日に埋葬される。(村上友里)