テスラ、185万台リコール ボンネット開き検知せず

AI要約

米電気自動車大手テスラが約185万台のリコールを発表。ボンネットが開いたまま走行しても検知せず、衝突の危険性が高まるという問題が明らかに。

対象は2021~24年型の「モデル3」や20~24年型の「モデルY」など。テスラはソフトウェア更新による問題の解決に取り組んでいる。

米国内では報告された修理依頼は3件で、衝突事故やけがは確認されていない。

 【ニューヨーク時事】米電気自動車(EV)大手テスラが米国で約185万台をリコール(無償修理)することが30日分かった。

 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)によると、ボンネットが開いたまま走行しても検知せず、ドライバーの視界が遮られて衝突の危険性が高まるという。テスラは問題の解決に向け、対象車両に無線通信によるソフトウエア更新を提供している。

 対象は、2021~24年型の「モデル3」や20~24年型の「モデルY」など。テスラは3月に中国の顧客から複数の苦情が寄せられたことを受け、調査を行っていた。米国内では、問題に関連しているとみられる修理依頼が3件報告されているが、衝突事故やけがなどは確認していない。