対話重視のイラン新大統領が宣誓 保守強硬派と対立懸念

AI要約

28日に就任した改革派ペゼシュキアン大統領の宣誓式が30日に行われた。国会では保守強硬派との対立が懸念されている。

最高指導者ハメネイ師が欧米との関係改善をどう進めるかが焦点となっている。

ペゼシュキアン氏はロシアや中国との関係強化を続けつつ、欧州との建設的な対話を望み、米国には敵視政策の修正を求めている。

 【テヘラン共同】28日に就任したイランの改革派ペゼシュキアン大統領の宣誓式が30日、国会で行われた。国会は欧米との対立を辞さない保守強硬派議員が7割以上を占め、欧米との対話を重視するペゼシュキアン氏と対立が懸念されている。

 最高指導者ハメネイ師が核問題で欧米との対立を深めたライシ前政権の強硬路線を継承するよう求めているため、欧米との関係改善をどのように進めるかが焦点だ。

 ペゼシュキアン氏は前政権が接近したロシアや中国との関係強化を継続する一方、欧州とは建設的な対話を望み、米国には敵視政策の修正を求めている。

 宣誓式には外国の要人が招待された。