イスラエル、首相訪米中もガザ攻勢強める ラファ中心部に戦車

AI要約

イスラエル軍はネタニヤフ首相の訪米中もガザに攻撃を続け、ハンユニス東方やラファで攻勢を強めた。

ハンユニス東方では14人が死亡し、ガザ全体で30人の死者、146人の負傷者が出ている。

ネタニヤフ首相は訪米中に支援強化を訴え、バイデン大統領やトランプ前大統領と会談する予定。

イスラエル、首相訪米中もガザ攻勢強める ラファ中心部に戦車

Nidal al-Mughrabi

[カイロ 25日 ロイター] - イスラエル軍はネタニヤフ首相の訪米中もパレスチナ自治区ガザに対する攻撃を続け、25日は南部ハンユニス東方の地域のほか、最南端ラファへの攻勢を強めた。

イスラエル軍はこのところ、ハンユニスの東に位置するバニスヘイラなどを中心に攻撃。ガザ保健当局は25日、イスラエル軍によるハンユニス東方への攻撃で14人が死亡したと発表。これにより、過去24時間のガザ地区全体の死者数は30人、負傷者は146人となった。

イスラエル軍はこのほか、エジプトとの国境に近いラファの複数の地区を激しく攻撃。ラファ北部と西部に加え、中心部にも戦車を進めた。25日早朝の砲撃で複数の負傷者が出ているという。

現在訪米中のネタニヤフ首相は24日に議会上下両院合同会議で演説し、支援強化を訴えた。ネタニヤフ氏は25日にバイデン大統領とハリス副大統領、26日に共和党大統領候補のトランプ前大統領と会談する。