トランプ氏の選挙看板を出した80歳男性がひかれて重体、容疑者は死亡 米

AI要約

ミシガン州でトランプ前大統領の選挙用看板を掲げていた男性がATVにはねられて重体となり、容疑者は後に自殺した。

多くの政治的な暴力事件が発生しており、警察は関連性を調査している。

容疑者は連続してトランプ支持者の車両に被害を与えており、自宅で自殺が発見された。

トランプ氏の選挙看板を出した80歳男性がひかれて重体、容疑者は死亡 米

(CNN) 米ミシガン州で、米大統領選に出馬しているトランプ前大統領の選挙用の看板を自宅の庭に提示していた80歳の男性が全地形対応車(ATV)にひかれて重体となっている。警察は政治的な動機による犯行とみている。この事件の容疑者は翌日に自殺しているのが発見された。

ミシガンは大統領選の激戦州の一つ。地元当局は政治的な動機による暴力を非難した。大統領選をめぐっては先にトランプ氏を狙った暗殺未遂事件が起きており、今年は特に緊張が高まっている。

警察はCNNの取材に対し、ATVを運転していた22歳の男が21日午後5時45分ごろ、庭に複数のトランプ氏の選挙用看板を掲示していた家の前に停車したと述べた。

男は看板を地面から引き抜くと路上に放り捨て、そのままATVで走り去った。直後に容疑者は戻ってきたが80歳の男性は看板を庭に戻そうとしていたところだった。容疑者は道を外れると、80歳の男性を後ろからはねた。

警察によれば、80歳の男性は病院に搬送されたものの重体。

警察は21日午後7時45分ごろ、法執行機関への支持を表明するために使われるステッカーが貼られたピックアップトラックが被害を受けたとの通報を受けた。

午後8時5分ごろにも別のピックアップトラックが被害に遭ったという通報があった。シャベルでフロントガラスが割られるなどしていたが、こちらのピックアップトラックにはトランプ氏を支持するバンパーステッカーが貼られていた。

警察は、収集した監視カメラの映像から、これら3件の事案について22歳の容疑者が関与していたとみている。

警察は翌日、隣接した地区にいる何者かから「過去24時間以内にATVの運転手が関与した犯罪を自白したい」とし「誰かを迎えに寄こしてほしい」というメッセージを受け取った。ホートン郡の保安官事務所が明らかにした。

警察が住居に駆け付けたところ、22歳の容疑者が自殺しているのを発見した。当局は容疑者の身元を明らかにしていない。容疑者の住居は80歳の男性がひかれた現場から5キロも離れていない場所だった。警察はATVと、容疑者が80歳の男性をひいたときに着用していた衣類を発見した。