米民主党、8月7日までにハリス氏を大統領候補に指名へ 手続き決定

AI要約

米民主党は、バイデン大統領に代わる大統領候補を選出する手続きを進めており、立候補届け出の締め切りやオンライン投票開始日が決定された。

候補者が1人の場合は8月1日にオンライン投票を行い、複数人の場合は代議員への所信説明期間を設けることも可能。

ハリス副大統領が党内で有力な支持を受けており、党大統領指名候補として選出される見通しとなっている。

米民主党、8月7日までにハリス氏を大統領候補に指名へ 手続き決定

 米民主党は24日、バイデン大統領(81)に代わる大統領候補を選出、指名する手続きを決めた。立候補届け出を27日に締め切り、1人しかいない場合は8月1日にオンライン投票を始める。複数人いる場合は投票開始が少し遅れるとみられる。ただし、いずれの場合も、指名獲得に必要な代議員の過半数を確保したハリス副大統領(59)を7日までに指名する見通しだ。

 党全国大会の規則委員会がこの日採択した規則によると、立候補は7月27日夕に締め切る。候補者は30日夕までに、300人以上の代議員の署名をオンラインで確保していることなどを証明する必要がある。

 30日夕時点で候補が1人だけの場合は、オンライン投票を8月1日に開始する。複数人いる場合は代議員らに所信などを語る期間を「5日以内に設けることができる」としており、その分、投票開始は遅れるとみられる。

 投票で代議員の過半数を確保した候補者は党大統領指名候補となり、副大統領候補を選ぶ。中西部イリノイ州シカゴで19~22日に開く党全国大会では「儀式的な投票」で2人を承認するという。

 これまでに立候補を表明しているのはハリス氏だけだ。撤退を表明したバイデン氏が後継候補として支持する考えを示したほか、党内有力者の多くが支持している。

 米紙ワシントン・ポストによると、24日午後の時点で党所属の連邦上下両院議員計263人のうち245人、州知事は23人全員がそれぞれハリス氏への支持を表明しているという。【ワシントン西田進一郎】