韓国IT「カカオ」創業者を逮捕 株価不正つり上げ疑い

AI要約

韓国検察が、IT大手「カカオ」の創業者である金範洙容疑者をSMエンタテインメントの株価操作容疑で逮捕した。

金容疑者は買収計画の競合社であるHYBEによる株式公開買い付けを妨害するため、株価を不正につり上げた疑いが持たれている。

金容疑者は容疑を否認しており、事件の背景や動機などは今後の捜査で明らかになる可能性がある。

 【ソウル共同】韓国検察は23日、大手芸能事務所「SMエンタテインメント」の買収に絡み同社の株価を不正につり上げたとする資本市場法違反容疑で、IT大手「カカオ」の創業者で経営刷新委員長の金範洙容疑者(58)を逮捕した。韓国メディアが伝えた。同社は通信アプリ「カカオトーク」などで知られる。

 逮捕容疑は昨年2月、買収計画の競合社で人気音楽グループBTSの所属事務所でもある「HYBE(ハイブ)」による株式公開買い付け(TOB)を妨害するため、SMエンタの株式を高値で買い入れ、株価をつり上げた疑い。これまでの取り調べでは、容疑を否認している。