「未来のため戦う」 ハリス氏、激戦州で遊説開始 米大統領選

AI要約

11月の米大統領選で民主党候補選出が確実視されるハリス副大統領は、ウィスコンシン州ミルウォーキーで地方遊説を行い、トランプ前大統領との激戦州での戦いを強調した。

ハリス氏は民主陣営が人々の力による選挙戦を行っていることを主張し、大富豪や大企業からの支援に対抗して中産階級の強化を約束した。

ハリス氏は党指名に必要な支持を確保し、新たな推薦も取り付けた。トランプ氏は国を後退させると批判し、必勝を誓っている。

 【ワシントン時事】11月の米大統領選で民主党候補選出が確実視されるハリス副大統領(59)は23日、中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーを訪れ、バイデン大統領による後継指名後初の地方遊説を行った。

 共和党候補のトランプ前大統領(78)は国を後退させようとしていると強調。「私たちは後戻りしない。未来のために戦う」と必勝を誓った。

 ウィスコンシンは大統領選の行方を左右する激戦州の一つ。ハリス氏は、トランプ氏陣営が大富豪や大企業から支援を受けているのに対し、民主陣営は「人々の力による選挙戦を行っている」と主張。「私が大統領になれば中産階級を強化する」とも約束した。

 米メディアや陣営によると、ハリス氏は22日に党指名に必要な総代議員の過半数の支持を確保。23日は同党の上下両院トップからも新たに推薦を取り付けた。