米債市場、「トランプトレード」一部解消 民主勝利の可能性上昇

AI要約

米債券投資家がトランプ前大統領の再選シナリオに賭ける一部を解消した背景には、バイデン大統領が大統領選から撤退する意向を表明したことがある。

この日の市場では、長期債利回りが低下しており、トランプ氏勝利のオッズも下落している一方で、ハリス副大統領勝利のオッズが上昇している。

バイデン大統領はハリス副大統領を支持し、民主党の大統領選候補として推薦する意向を表明した。

米債市場、「トランプトレード」一部解消 民主勝利の可能性上昇

Davide Barbuscia

[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米債券投資家は22日、米大統領選でトランプ前大統領が再選を果たすシナリオに賭ける「トランプ・トレード」の一部を解消した。バイデン米大統領が大統領選挙から撤退する意向を表明したことで、民主党が勝利する可能性が高まったとの見方が背景。

この日序盤の市場では、長期債利回りが低下。指標となる10年国債利回りは約2ベーシスポイント(bp)低下して4.219%、30年国債利回りは約3bp低下して4.424%となった。

オンライン賭けサイト「プレディクトイット」によると、トランプ氏勝利のオッズは22日朝までの過去24時間で3セント下落して60セントとなった。一方、ハリス副大統領勝利のオッズは13セント上昇して38セントとなった。

バイデン大統領は21日、米大統領選から撤退する意向を表明し、ハリス副大統領を民主党の大統領選候補として支持すると述べた。