米国籍記者に懲役6年半 ロシア、軍の虚偽情報広めた罪

AI要約

ロシア中部カザンの裁判所が、虚偽情報の拡散で米政府系ジャーナリストに懲役刑を言い渡す。

同時に、スパイ罪で米紙ジャーナリストにも懲役刑が宣告される。

両記者の組織は判決を非難し、釈放を求めている。

 【モスクワ共同】ロシア中部カザンの裁判所は22日までに、ロシア軍に関する虚偽情報を拡散した罪に問われた米政府系「ラジオ自由欧州・ラジオ自由(RFE・RL)」の女性ジャーナリスト、アルス・クルマシェワ氏に対し、懲役6年半の判決を言い渡した。裁判は非公開で行われ、判決は19日付。AP通信が報じた。

 チェコを拠点とするクルマシェワ氏は米国とロシアの国籍を持ち、昨年10月にロシアで拘束されていた。RFE・RLは判決を非難し、即時釈放を求めた。

 ロシアの裁判所は同じ19日、スパイ罪に問われた米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者に懲役16年の判決を言い渡した。