バイデン氏大統領選からの“撤退表明” 後継指名・ハリス氏は不支持率高く 挑戦する候補者現れるかが焦点

AI要約

バイデン大統領が11月の大統領選からの撤退を表明しました。後継候補としてはハリス副大統領が注目されていますが、支持率は低い状況です。

後継候補選びの手続きは現時点では未定で、民主党全国委員会が透明かつ秩序ある手続きを進める方針を示しています。

ハリス氏には不法移民対策などでの不支持率が高く、共和党からも批判が出ています。

バイデン氏大統領選からの“撤退表明” 後継指名・ハリス氏は不支持率高く 挑戦する候補者現れるかが焦点

バイデン大統領が11月の大統領選からの撤退を表明しました。アメリカでは今回の撤退表明はどのように受け止められているのでしょうか。ワシントンから中継でお伝えします。

バイデン氏の撤退表明自体には驚きはなく、新たな民主党の候補者は誰になるのかということが注目されています。

特に、バイデン氏が後継候補に指名したハリス副大統領でトランプ前大統領と戦えるのかという点に関心が集まっています。

ニューヨーク市民

「ハリス副大統領はバイデン氏よりも勝つチャンスがあると思う」

ロサンゼルス市民

「ハリス副大統領に対しては、女性であることや有色人種であることを理由に、否定的な反応がたくさんありますよね」

民主党内では、クリントン元大統領夫妻のほか、大統領候補として有力視されたことのあるカリフォルニア州のニューサム知事もハリス氏への支持を表明しました。ただ、各種の世論調査の平均ではハリス氏の支持率は38.1%、不支持率は52.3%と、不支持率が大きく上回ります。

ハリス氏は副大統領として不法移民対策を担当していましたが、目立った実績は残せておらず、さっそく、共和党が批判を始めています。

Q.後継候補選びは、具体的にはどのように進むのでしょうか?

大統領選まで100日あまりというタイミングでの撤退表明は前例がなく、現時点では民主党がどのように後任の候補者選びを進めるのか決まっていません。

民主党の全国委員会は「透明かつ秩序ある手続きを行う」としたうえで、具体的にどのような手続きを取るかは、今後、数日で決める方針を表明しました。

バイデン氏が撤退表明する前には、民主党内の複数の候補者で討論会を行う「ミニ予備選挙」のような案も取りざたされていたため、ハリス氏に挑戦する候補者が現れるかが当面の焦点になります。