米共和、バイデン氏に即時辞任要求 下院議長や副大統領候補ら

AI要約

バイデン氏が大統領選挙から撤退を表明し、共和党の要求に直面する中で、バイデン氏は来年1月20日までの任期を全うする意向を示した。

バイデン氏に対する要求が高まる中、大統領継承第2位の地位にあるジョンソン下院議長やバンス上院議員らが即時辞任を求めている。

一方、民主党からは辞任要求に対して反発が強く、クーンズ上院議員やホワイトハウスの報道官もバイデン氏の続投を支持している。

米共和、バイデン氏に即時辞任要求 下院議長や副大統領候補ら

David Morgan

[ワシントン 21日 ロイター] - バイデン米大統領が21日に大統領選挙から撤退する意向を表明したことを受け、共和党のジョンソン下院議長や副大統領候補に指名されたJ・D・バンス上院議員らがバイデン氏に直ちに辞任するよう要求した。

バイデン氏は撤退表明の中で、来年1月20日までの任期を全うすると主張した。

バイデン氏が辞任すれば大統領継承第2位の地位を得るジョンソン下院議長は「バイデン氏が再選に適さないなら、大統領を務めることも適さない。即刻辞任すべきだ」と主張した。

またバンス氏は「バイデン氏が再選キャンペーンを終わらせるなら、大統領にとどまることを正当化できるのか」とXに投稿した。

このほか、マークウェイン・マリン上院議員らは政権の閣僚らに対し、大統領が職務を遂行できない場合の対処を定めた合衆国憲法修正第25条を発動してバイデン氏を罷免するよう求めた。

バイデン氏に近い民主党のクリス・クーンズ上院議員は、辞任要求について「馬鹿げている」と一蹴。ホワイトハウスのベイツ報道官もバイデン氏が職務を続けると述べた。