バイデン氏出馬断念 下院議長は即時辞任を要求「正当化できない」

AI要約

11月の米大統領選で民主党のバイデン大統領が出馬を断念したことを受けて、共和党からの辞任圧力が強まっている。

共和党のジョンソン連邦下院議長と副大統領候補のバンス連邦上院議員が大統領に即時辞任を求めており、民主党の対応を批判している。

ジョンソン氏は、バイデン大統領の後継指名候補であるハリス副大統領にも批判的な見解を示している。

バイデン氏出馬断念 下院議長は即時辞任を要求「正当化できない」

 11月の米大統領選で民主党のバイデン大統領が出馬を断念したことを受けて、共和党のジョンソン連邦下院議長は21日、即時に大統領を辞任するよう求めた。共和党副大統領候補のバンス連邦上院議員も最近「再選を断念するなら、大統領にとどまることも正当化できない」と訴えており、共和党からの辞任圧力が強まっている。

 ジョンソン氏は「大統領選まで100日余に迫った時点で、民主党は大統領候補に無理やり出馬を断念させた。(民主党候補指名争いでバイデン氏に投票した)1400万人以上の票を無効にしたことは、自ら名乗る『民主主義の政党』とは逆の姿を示している」と酷評した。バイデン氏が後継に指名したハリス副大統領についても「バイデン政権の政策の失敗に共同責任がある」と批判した。【ワシントン秋山信一】