和平案「ロシアに譲歩のみ」 元側近がトランプ氏批判

AI要約

トランプ前大統領の元国家安全保障問題担当補佐官であるボルトン氏が、トランプ氏が大統領に返り咲けばロシアとウクライナの和平を主張していることに対し、ロシアに譲歩する以外の解決案がないと批判し、ウクライナには暗黒の時となる可能性があると指摘した。

ボルトン氏はトランプ氏のウクライナ支援への消極的姿勢を批判し、米国の支援は慈善ではなく、理不尽な侵略に対抗するためであり、米国の安全保障にも関わる重要な事項であると主張した。

 【キーウ共同】トランプ前米大統領の国家安全保障問題担当補佐官を務めたジョン・ボルトン氏は21日までに、トランプ氏が大統領に返り咲けばロシアとウクライナの間で和平を実現すると主張していることに関し「ロシアに譲歩する以外、戦争を交渉で終わらせる案を持っていない」と批判した。ウクライナにとっては「暗黒の時となる」と指摘した。米CNNのインタビューに答えた。

 トランプ氏はウクライナ支援に消極的な姿勢を示す。ボルトン氏は米国の支援について「良心や慈善によるものではない。理不尽な侵略に対抗して防衛することは、米国の安全保障上の利益になる」と主張した。