「慰安婦」強制連行説は「日韓離間工作の道具」 韓国で像撤去を求める朱玉順氏が批判

AI要約

韓国内に100体以上ある慰安婦像の撤去を求める活動をしている韓国の保守系団体「オンマ部隊」の代表が来日し、慰安婦問題について発言。元慰安婦が強制連行されたとする説は「噓」であり、尹美香氏による慰安婦運動は日韓関係の「破壊」を狙っていると指摘。

朱氏は慰安婦問題に対する闘争に参加し、毎週水曜日にデモへの対抗デモを行っている。日本の支配を受けた歴史は事実だが、噓で国民をだますことは許せないと強調。

慰安婦問題での尹美香氏の活動や慰安婦像の設置に対して、朱氏は強い非難感情を示し、真実を明らかにするための努力を続けている。

「慰安婦」強制連行説は「日韓離間工作の道具」 韓国で像撤去を求める朱玉順氏が批判

韓国内に100体以上あるとされる慰安婦像の撤去を求めて活動している韓国の保守系団体「オンマ(母さん)部隊」の朱玉順(チュ・オクスン)代表がこのほど来日し、日米韓の研究者らによる慰安婦問題を巡る国際シンポジウムに出席した。朱氏は、元慰安婦の女性が強制連行されたとする説は「噓」だったと指摘し、「噓で国民をだますことは日本であれ、韓国であれ、許せない」と訴えた。

さらに朱氏は、元慰安婦支援団体「正義記憶連帯」(正義連、旧挺対協)前代表の尹美香(ユン・ミヒャン)氏(同団体への寄付金を横領した罪などに問われ、2審で執行猶予付き有罪判決。検察が上告)を批判。「親北朝鮮、北朝鮮従属の立場で慰安婦を利用し、反国家活動、反韓国の活動をしている」とし、慰安婦運動を長年率いてきた尹氏の狙いは、日韓関係の「破壊」にあると指摘した。慰安婦問題とは別に「尹美香問題」があるとの見解も示した。

シンポジウムでの朱氏の発言要旨は次の通り。

皆さん、私は韓国でオンマ部隊代表をしております、朱玉順と申します。オンマ部隊は、日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、韓国では有名で、マスコミにも注目されている保守系女性の愛国運動団体です。

これまで慰安婦問題で韓日関係が大変、悪化してきました。この問題は歴史的事実に基づいて、真実なのか、噓なのかという問題であります。慰安婦がいたことは事実です。しかし、問題は(女性が)強制的に連れていかれたのかどうかということです。

韓国ではこの問題で尹美香氏と30年以上戦ってきました。日本との関係を破壊しようとしている女性が尹氏でした。ですから私は韓国人、特に韓国の女性という立場で、この噓と戦うことが重要だと思っています。そのため数年前から慰安婦問題に対する闘争に参加しています。

果たして女性を強制的に連れて行ったということが事実なのか。さまざまな資料を調べてみた結果、それは噓でした。ですから私は尹氏が振りまいた噓、「韓日慰安婦問題歴史歪曲」を正さなければいけないとして、現在まで闘争しています。そのような決心の下、毎週水曜日に彼らのデモ(慰安婦像が設置された韓国・ソウルの日本大使館前で正義連が主催する慰安婦問題に関する日本政府への抗議集会「水曜デモ」)への対抗デモをしています。

韓国が日本の支配を受けたということは事実ですが、噓で国民をだますことは、日本であれ、韓国であれ、許せないというのが私の信念です。