フーシ、テルアビブへ初のドローン攻撃認める 新型投入と

AI要約

イランのフーシが新型ドローンを使用してテルアビブを攻撃。死傷者が出た初の攻撃で、イスラエル軍は防空網の不備を調査中。

使用されたドローンはイラン製で航続距離が伸びた改良型とされ、イスラエル東方で2機目のドローンは撃墜。

防空網のミスにより、ドローンはテルアビブの中心部に着弾。アパートの建物に命中し、外交公館が多数ある地区にもかなり近い位置だった。

フーシ、テルアビブへ初のドローン攻撃認める 新型投入と

(CNN) 親イランのフーシの報道担当者は、攻撃には「敵の迎撃網を回避し得る」新たなドローンを投入したと主張した。フーシによるテルアビブへのドローン攻撃は初めて。1人が死亡し、少なくとも10人が負傷する被害が出た。

イスラエル軍のハガリ報道官はテレビ放送された会見で、使われたドローンはイラン製の「サマド3」型で、航続距離を伸ばす改良が加えられ、イエメンから発射されたと説明。

2機目のドローンはイスラエル東方の領土外で撃墜したともつけ加えた。イスラエル軍当局者によると、テルアビブに着弾したドローンについては防空網が飛来を探知したものの、「人為的なミス」が起きて迎撃できなかったとした。アパートの建物に命中していた。

このミスの詳しい内容には触れなかった。ただ、イスラエルの防空網は常に自律的に作動するわけではないと続けた。初期段階の調べとしてドローンの襲来時、空襲警報は鳴らなかったとも述べた。

ドローンが着弾したのはテルアビブ中心部の地区で、多数の外交公館が位置している。現地当局などによると、米大使館の支部からは約100メートル離れた場所だった。

イスラエルは今回のドローン攻撃に関連し、防空態勢に不備がなかったのかなどを調べている。