復旧は「一部で時間かかるかも」 CEOがシステム障害に陳謝

AI要約

米IT企業クラウドストライク社のCEOは世界各地で生じたシステム障害に陳謝し、一部のシステムには復旧に時間がかかる可能性があると述べた。

英国や米国の航空会社、各国の空港、放送局などで障害が報告され、多くの影響が出ている。

トルコ航空やドバイ国際空港を含む複数の航空会社や国で運航が中止され、問題が発生している。

 【ワシントン共同】米IT企業クラウドストライク社のジョージ・カーツ最高経営責任者(CEO)は世界各地で生じたシステム障害に関し「深くおわびする」と陳謝した。米NBCテレビの取材に答えた。

 カーツCEOは「自動的に回復しない一部のシステムについては、復旧に時間がかかるかもしれない」と説明した。

 英国ではエディンバラ空港の搭乗ゲートに不具合が発生。病院では患者の情報にアクセスできず診察に影響した。

 各国の報道によると、アメリカン航空やデルタ航空など米国の大手航空会社は19日、通信障害を理由に早朝から運航を見合わせた。ベルリン・ブランデンブルク空港やハンブルク空港で航空機が一時発着できなくなった。オーストラリアでは、公共放送ABCのテレビ放送で一時映像が流せなくなり、カンタス航空の予約システムに問題が発生した。

 トルコ航空は80便以上の運航を取りやめた。UAEのドバイ国際空港では複数の航空会社のチェックインシステムに影響した。

 インドやシンガポール、スペイン、香港、イスラエルなどでも同様の事態が起きた。