トラブルが甚大な影響に セキュリティー製品原因か

AI要約

米マイクロソフト(MS)のシステム障害により、世界各地の交通や金融インフラがストップした。IT化で利便性が高まる一方で、情報システムへの依存度が高いことが明らかになった。

米企業のセキュリティー製品のアップデートが原因とされ、セキュリティー対策を進めていた企業ほど影響を受けた可能性がある。特に注目されているのは米クラウドストライクの製品で、多くの企業に採用されていた。

この障害により、交通や病院など生活に密着した様々な分野に影響が及んだ。システムの脆弱性が示され、セキュリティーの重要性が再確認された。

 米マイクロソフト(MS)のシステム障害によって、世界各地の交通や金融インフラがストップした。IT化で利便性が高まる一方で、情報システムにひとたびトラブルが起きると甚大な影響を受けるもろさが浮き彫りになった。米企業のセキュリティー製品のアップデートが原因との見方があり、ITジャーナリストの三上洋氏は「セキュリティー対策を進めていた企業ほど、影響を受けている恐れがある」と指摘する。

 焦点となっているのは米クラウドストライクの製品で、三上氏によると高い評価を集めていたという。多くの企業に採用され、影響は生活に密着した交通から病院まで多岐にわたった。