《トランプ暗殺未遂》「むしろバイデン継続なら沖縄は戦場に...」共和党支持の米軍人がトランプ再選を願う「理由」

AI要約

ドナルド・トランプ前大統領が暗殺未遂事件に遭い、11月の米大統領選に対する影響が注目されている。

事件はトランプ前大統領にとっての追い風となる可能性があり、日本では特に沖縄県にとって重要な意味を持つ。

沖縄県には多くの在日米軍基地があり、軍人による事件も多発しており、今後の沖縄の未来に大きな影響を与える可能性がある。

《トランプ暗殺未遂》「むしろバイデン継続なら沖縄は戦場に...」共和党支持の米軍人がトランプ再選を願う「理由」

暗殺未遂事件により優勢に転じたことが報じられているドナルド・トランプ前大統領。11月に行われる米大統領選は日本にとっても無関係ではない。米軍基地が集中している沖縄県では複雑な思いでこのニュースを受け止めている。トランプ前大統領の再選は沖縄の未来を左右することになるからだ。

13日(日本時間14日午前)、米共和党のドナルド・トランプ前大統領が米ペンシルベニア州で開かれていた集会で、演説中に銃撃された。

トランプ前大統領は右耳を負傷。後方にいた男性1人が死亡し、2人が重傷を負った。

「トランプ氏を撃ったのは、同州に住むトマス・マシュー・クルックス容疑者(20歳)。シークレットサービスによってその場で射殺されました。共和党支持者としての登録もあったため、動機などについて調べが進められています」(在米ジャーナリスト)

奇跡的にかすり傷だけですんだトランプ前大統領。ネット上では『共和党の自作自演』や『2022年7月に暗殺された安倍晋三元首相が声をかけて守ってくれた』などというトンデモない噂も流布された。

間違いないのはこの事件がトランプ前大統領にとって、選挙戦の追い風になることだ。

米大統領選挙は日本にとっても重要な意味合いを持っている。もし、トランプ前大統領が大統領に返り咲けば有事の際、「米軍が守ってくれない」ことも考えられるからだ。

特に日本最大数の米軍基地と軍人を抱える沖縄県民はこのニュースを複雑な思いで受け止めている。

沖縄県内の米軍基地の5段階ある警戒レベルも下から2番目の「アルファ」をキープしている。

暗殺未遂事件を巡っては基地内を二分するような反応も見られたという。在日米軍事情に詳しいジャーナリストが明かす。

「トランプ氏が撃たれたと聞いたとき、『ヤッター!』と歓喜し、万歳までした熱狂的な民主党支持者の米軍人もいたそうです。一方の共和党支持の軍人はトランプ氏の無事に安堵し、拳を振り上げた瞬間、『これで選挙の結果は確実なものになった』と歓喜したそうです。これはアメリカの大統領選挙の象徴的な反応を示しています」

米軍の総兵力はおよそ143万人。そのうち在日米軍の総数は5万5000人で沖縄には約2万人が駐留している。

そのため、米軍、軍属らによる事件は県外よりも圧倒的に多い。

7月12日には嘉手納基地所属の空軍兵が16歳以下の女性をわいせつ目的で自宅に連れ込み、性的暴行を行った罪に問われている裁判も始まった。

軍人による事件は性的暴行事件に限らない。環境汚染、窃盗、飲酒運転、事故、喧嘩……殺人事件に発展したこともある。基地と密接して暮らす沖縄の人々にとって、トランプ前大統領の再選は今後の沖縄を左右する重要な局面でもあるのだ。