【異例】トランプ氏が2日連続で登場 “ライバル”ヘイリー氏からもエール 求心力高める狙いか…熱狂の共和党大会

AI要約

トランプ前大統領が共和党大会で2日連続登場し、ヘイリー元国連大使も支持を表明。

バイデン大統領は従来のトランプ批判を控えつつ、対決姿勢を強調した演説を行った。

バイデン氏はネバダ州で暴力は解決策ではないと呼びかけながら、トランプ氏への対決姿勢を示した。

【異例】トランプ氏が2日連続で登場 “ライバル”ヘイリー氏からもエール 求心力高める狙いか…熱狂の共和党大会

アメリカのトランプ前大統領が、共和党大会に“異例”ともいえる2日連続で登場。ライバル・ヘイリー元国連大使もエールを送った。

また、バイデン大統領はネバダ州での演説で従来のトランプ批判を抑えた一方で、対決姿勢を改めて強調した。

党大会に現れたトランプ氏。

一見、観客と近いようにも見えるが、周りにはシークレットサービスが配置されているほか、壁に囲まれた場所にあって、警備がかなり強化されているのがわかる。

トランプ氏は前日と同じく、銃撃された右耳に白いガーゼのようなものを着けて姿を現し、熱狂する支持者らの大歓声に応えた。

そして会場には、共和党の候補者選びでトランプ氏と最後まで指名争いを繰り広げたヘイリー元国連大使も登場し、演説を行った。

ヘイリー元国連大使:

トランプ氏から団結の名のもと、党大会で演説するよう依頼されました。トランプ氏は私の強い支持を得ています。

ライバルだったヘイリー氏は当初、党大会に招待されていなかったが、暗殺未遂事件後、トランプ氏が出席を要請。

反トランプの受け皿だったヘイリー氏からも支持を受けることで、トランプ氏の求心力を高める狙いも見える。

一方のバイデン大統領は15日、NBCニュースに出演。

インタビュアーから、トランプ氏の暗殺未遂事件の前に支持者との電話の中で「トランプ氏を標的にする時だと述べた」ことを指摘された。

バイデン大統領:

その言葉を使ったのは間違いだった。標的とは言っていない。焦点と言いたかった。

「標的」という言葉が暗殺未遂事件の引き金になったのでは、という批判も出る中、バイデン氏は、トランプ氏がやっていることや政策、討論会でついたうそに焦点を当てるべきだと言いたかったと説明した。

さらにバイデン氏は16日、激戦州の1つのネバダ州で、黒人団体の前で演説。

暗殺未遂事件について、「我々は敵ではなく、暴力は解決策ではない」として団結を呼びかけた。

バイデン大統領:

私たちは敵ではない。友人であり、隣人であることを忘れないでいてほしい。

バイデン氏は、これまで「民主主義の脅威」と厳しく非難してきた、従来のトランプ批判を抑えた。

一方で、「真実を語るのをやめるべきだという意味ではない」と述べ、トランプ氏への対決姿勢を強調した。

(「イット!」7月17日放送より)