民間人をイランのスパイ容疑で起訴、動物の切断した頭部運ぶ イスラエル

AI要約

イスラエルの男性がイランのスパイと共謀した疑いで起訴された。報酬を受けてさまざまな任務を実行し、一部では殺人依頼もあったが実行しなかった。

男は仮想通貨を通じて報酬を受け取り、お金を隠したり脅迫メッセージを届けたりする任務を遂行。さらに2人の民間人を募集し、一部の任務を委託した。

治安当局は、この事件がイランの情報機関とどのように関連しているかについては明らかにしていないが、同様のテキストメッセージに関連するウェブサイトへの参照があると指摘している。

民間人をイランのスパイ容疑で起訴、動物の切断した頭部運ぶ イスラエル

エルサレム(CNN) イスラエルの民間人の男(21)がイランのスパイと共謀したとして起訴されたことがわかった。イスラエル総保安庁(ISA)と警察が16日、明らかにした。

男は仮想通貨(暗号資産)による報酬と引き換えに「アンナ・エレナ」という偽名のSNSユーザーから与えられた「任務」を実行した疑いが持たれている。

ISAや警察によれば、男はさまざまな任務を課されて、それを実行した。その中には、テルアビブとエルサレムのさまざまな場所にお金を隠したり、イスラエルの民間人の家の前に切断された動物の頭部など脅迫のメッセージが入った小包を届けたりすることが含まれる。

共同声明によれば、男は森林火災を起こして殺人を行うよう依頼を受けたが、これについては実行しなかったという。

治安当局によれば、男は一部の任務を実行するために、さらに2人のイスラエル人を募集し、報酬を支払った。この民間人2人は事情聴取を受け、その後、釈放された。当局による判断を待っている状況だという。

治安当局は、今回の事案がどのようにしてイランの情報機関にたどり着いたのかについては明らかにしていないものの、広く流布している同様の性質のテキストメッセージにイランの国際安全保障関連のウェブサイトへの参照が含まれていたと指摘した。