「サダコ像」窃盗に不快感 「あってはならない」と訴え 広島市長

AI要約

広島市の松井市長が、米国で建立された銅像「サダコ像」が盗まれた事件について、祈念の象徴を傷つける行為を非難。

サダコ像は被爆者を模した像であり、窃盗が金銭目的であった可能性が高いとの報道。

松井市長は、被害者の思いを尊重し、迅速に銅像を元に戻すよう訴えている。

 世界平和を願い建立された銅像「サダコ像」が米西部ワシントン州シアトル市郊外の公園から盗まれた事件について、広島市の松井一実市長は「いろんな方が祈念するための銅像を傷つけることは、あるべきではない」と不快感を示した。

 16日の記者会見で語った。

 サダコ像は広島市の「原爆の子の像」をモデルにした像。広島で2歳の時に被爆し、12歳で死去した佐々木禎子さんにちなんで造られた。

 松井氏は、窃盗が銅を狙った金銭目的の可能性が高いと報じられていることに触れた上で、「大事にしている人の思いを知れば、あってはならないことだと分かるはず」と指摘。早急に元に戻すべきだと訴えた。