リオ・ティントの鉄鉱石出荷、第2四半期は予想下回る 列車事故影響

AI要約

リオ・ティントは第2・四半期の鉄鉱石出荷量がアナリスト予想を下回ったと発表し、列車脱線事故が影響したことを明らかにした。

中国の建設セクターの需要が低調だった中、中国の追加刺激策への期待が鉄鉱石価格を支えていると報じられている。

リオ・ティントは鉄鉱石の年間出荷量見通しを維持しながら、ナムルディ・プロジェクトに遅れが生じる可能性を指摘した。

リオ・ティントの鉄鉱石出荷、第2四半期は予想下回る 列車事故影響

Rishav Chatterjee

[16日 ロイター] - リオ・ティントは16日、第2・四半期の鉄鉱石出荷量がアナリスト予想を下回ったと発表した。5月中旬の列車脱線事故が生産に影響した。

第2・四半期の鉄鉱石出荷量は8030万トン。ビジブル・アルファの予想8210万トンだった。第1・四半期は7800万トンから3%増加した。

同社は5月に西オーストラリア州の鉄鉱石事業で列車が脱線し、約6日間の鉄道輸送能力が失われたと発表した。

中国の建設セクターの需要が弱く、上半期は低調な結果となったが、中国の追加刺激策への期待が鉄鉱石価格を後押ししている。

リオ・ティントは「(中国)政府は不動産市場の在庫過剰を解消するための追加措置を提供した」と説明。鉄鉱石の年間出荷量は3億2300万─3億3800万トンになるとの従来予想を堅持した。

一方、ナムルディ・プロジェクトに遅れが生じる可能性を指摘した。

第2・四半期の連結ベースの銅鉱山生産量は17万1000トンで、前四半期比10%増加した。モンゴルのオユ・トルゴイ地下鉱山の操業が引き続き活発化していることが寄与した。