「ゾンビ麻薬」フェンタニル、韓国で違法販売が急増…貼り薬は10代にも処方可

AI要約

米国で社会問題となっているフェンタニルが韓国でも違法販売が急増している。今年の摘発件数は昨年の3.2倍に上っており、問題が深刻化している。

フェンタニルは中毒性が強い鎮痛剤であり、韓国では満18歳以上に限定された医療用麻薬として使用されている。しかし、未成年も処方を受けており、問題が顕在化している。

昨年、フェンタニル・パッチの処方を受けた未成年は383人であり、深刻な状況にある。適切な対策が求められている。

「ゾンビ麻薬」フェンタニル、韓国で違法販売が急増…貼り薬は10代にも処方可

 「ゾンビ麻薬」と呼ばれ米国で大きな社会問題となっているフェンタニルだが、最近韓国国内でも違法販売の摘発件数が急増している。今年食品医薬品安全庁が摘発したフェンタニルのネットでの違法販売摘発件数は202件で、昨年1年間の摘発件数(62件)のすでに3.2倍に上っている。

 フェンタニルは強い鎮痛剤として処方され、ごく少量でも中毒性が強い。韓国国内では満18歳以上の患者限定で医療用麻薬鎮痛剤として使用されているが、フェンタニル・パッチ(貼り薬)は10代も処方を受けている。昨年フェンタニル・パッチの処方を受けた満19歳以下の未成年は383人だった。

カン・サング記者