香港のタクシー運賃が2年ぶり値上げに

AI要約

香港では、7月14日からタクシー運賃が値上げされ、初乗りや距離ごとの加算料金が変更となった。

値上げは市区、新界、ランタオ島のそれぞれのタクシーで異なる料金設定があり、従前との変化がある。

香港運輸署は新運賃への調整が済んでいない場合、ドライバーに対して新旧運賃対照表を使用し、乗客にレシート発行時は新運賃の記載を義務付けている。

香港のタクシー運賃が2年ぶり値上げに

 香港では、きょう(7月14日)午前0時からタクシー運賃が値上げとなった。値上げは2022年7月以来、2年ぶり。

 初乗り運賃(最初の2キロまで)が2香港ドル(日本円換算:約40円)、最初の2キロを超えた後の200メートル毎の加算分が0.2香港ドル(約4円)のそれぞれ値上げに。香港では営業エリアによって料金設定が異なり、従前との変化は下記のようになる。

市区(赤色)タクシー

・初乗り:27香港ドル(約540円)→29香港ドル(約580円)

・2キロ以降200メートル毎:1.9香港ドル(約38円)→2.1香港ドル(約42円)

*9キロ目以降は200メートル毎1.4香港ドル(約28円)

新界(緑色)タクシー

・初乗り:23.5香港ドル(約470円)→25.5香港ドル(約510円)

・2キロ以降200メートル毎:1.7香港ドル(約34円)→1.9香港ドル(約38円)

*8キロ目以降は200メートル毎1.4香港ドル(約28円)

ランタオ島(青色)タクシー

・初乗り:22香港ドル(約440円)→24香港ドル(約480円)

・2キロ以降200メートル毎:1.7香港ドル(約34円)→1.9香港ドル(約38円)

*20キロ目以降は200メートル毎1.6香港ドル(約32円)

 なお、待機時間についてもメーター使用後の運賃に応じて相応の調整がなされる。トランクに荷物を乗せる場合の1個あたり加算料金の6香港ドル(約120円)など従前から変更がないものもあり、詳細については香港運輸署のホームページで確認することができる。

 香港運輸署では、タクシーメーターの新運賃への調整が済んでいない場合、ドライバーは車内に同署が発出した新旧運賃対照表を備え、これを根拠に新運賃を徴収すること、また乗客にレシートを発行する際は、新運賃の総額記載を必須にするとした。