防空システムの早期供与を ゼレンスキー氏、NATOに要求

AI要約

ワシントンで開催されたNATO首脳会議で、ウクライナとの連携を強化するためのNATOウクライナ理事会が開かれた。

ウクライナのゼレンスキー大統領が防空システムの早期供与を求め、バイデン米大統領が5基の追加供与表明をしたことが明らかになった。

ゼレンスキー氏は更なる軍事支援の拡大や武器使用制限の撤廃を訴えた。

 【ワシントン共同】ワシントンで開催されている北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は11日、ロシアの侵攻を受けるウクライナとの連携枠組み「NATOウクライナ理事会」を開いた。同国のゼレンスキー大統領が出席し、軍事支援拡大を協議。ゼレンスキー氏は理事会に先立ち記者会見し、防空システムの早期供与を求めた。

 バイデン米大統領は9日の演説で、米国などが防空システム5基を追加供与すると表明している。ゼレンスキー氏は「防空システムが可能な限り早く提供されることを期待している」と述べた。

 その上で、戦争に勝利するため米欧供与の兵器の使用制限を全て撤廃すべきだと訴えた。