パトリオットなど防空システム5基、ウクライナに提供へ 米独など

AI要約

米国と欧州各国がウクライナに戦略的防空システム5基を提供することが決定された。

提供されるシステムには地対空ミサイル「パトリオット」が含まれ、防空強化がウクライナの優先課題となっている。

各国がそれぞれの役割を担い、年内にさらなる防空システム提供の発表を目指している。

パトリオットなど防空システム5基、ウクライナに提供へ 米独など

 米ホワイトハウスは9日、ドイツなど欧州各国とともに、地対空ミサイル「パトリオット」を含む戦略的防空システム5基をウクライナに提供すると発表した。ロシアは都市部の民間インフラなどへの攻撃を繰り返しており、防空強化はウクライナの優先課題となっている。

 米国、ドイツ、ルーマニアがそれぞれパトリオットの発射装置を供与するほか、オランダとその他の国々はパトリオットの構成要素を提供し、一つの発射装置として使えるようにする。イタリアは別のミサイルシステムを提供するという。

 米独などは声明で「これらのシステムを迅速に活用できるよう、ウクライナ政府と緊密に調整している」とした。年内にさらなる防空システム提供の発表をめざしているという。