イエレン米財務長官、バイデン氏の健康不安を否定「私が同席した会合では非常に有能だった」

AI要約

イエレン米財務長官は、バイデン大統領の有能さを強調し、高齢による健康不安を否定した。

バイデン氏は年齢的な衰えを指摘され、退任圧力が高まる中、イエレン氏は憲法修正25条に関する議論がなかったことを示唆した。

イエレン氏の発言は大統領の職務遂行能力に対する懸念を払拭するものであった。

 【ワシントン=田中宏幸】イエレン米財務長官は9日、米議会下院の金融サービス委員会での証言で、バイデン大統領について「数時間に及ぶ国際会議などを含め、私が同席した会合では非常に有能だった」と述べ、高齢による健康不安を否定した。

 バイデン氏は6月下旬のトランプ前大統領とのテレビ討論会で年齢的な衰えが指摘され、米大統領選からの撤退圧力が強まっている。

 イエレン氏は、大統領が職務を遂行できる状態にないと判断された場合に副大統領が代理として大統領の権限を行使できることを定めた憲法修正25条について政権内で議論されたかどうかの問いに対し、「ない」と明言し、懸念の払拭(ふっしょく)に努めた。