「党大会で私に挑んでみろ」 バイデン氏、大統領選撤退論を一蹴

AI要約

バイデン大統領がトランプ前大統領とのテレビ討論会での失態について、撤退論を一蹴し、団結を呼びかけた。

バイデン大統領は撤退論に対し、決意を示し、トランプ前大統領を打ち負かすための戦いを強調した。

ホワイトハウス報道官は、バイデン大統領がパーキンソン病の治療を受けていないことを明言し、健康不安説を否定した。

【AFP=時事】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領(81)は8日、先月末のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領とのテレビ討論会で失態を演じたため11月の大統領選からの撤退を求める声が民主党内で高まっているのを受け、「戦い抜く決意だ」などと述べ、撤退論を一蹴した。

 バイデン氏は党議員団への書簡で、「今は団結して前に進み、ドナルド・トランプを打ち負かす時だ」と檄(げき)を飛ばした。

 さらにMSNBCテレビの電話インタビューでは、「(党)幹部に非常にいら立たされている」とした上で、「私に撤退を、と考えている者は(8月の民主党全国大会で)立候補して私に挑んでみろ」とけん制した。

 一方、ホワイトハウス(White House)のカリーヌ・ジャンピエール(Karine Jean-Pierre)報道官は、パーキンソン病の専門医がたびたびホワイトハウスを訪れていたとの報道に関連し、「大統領はこれまでも、また現在もパーキンソン病の治療は受けていないし、薬も服用していない」と語り、健康不安説を否定した。【翻訳編集】 AFPBB News