最優秀賞に兵庫の地酒 国際品評会の日本酒部門

AI要約

世界最大規模のワイン品評会で、日本の都美人酒造の純米吟醸酒が最優秀賞を受賞した。

都美人酒造は兵庫県から初めての受賞となり、評価された味わいや香りが称賛された。

他にも日本各地の酒が高評価を得て、業界内での注目を集めている。

 【ロンドン時事】世界最大規模のワイン品評会、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)の審査結果が9日、ロンドンで発表され、サケ(日本酒)部門の最優秀賞「チャンピオン・サケ」に都美人酒造(兵庫県南あわじ市)の純米吟醸酒「都美人 太陽」が選ばれた。

 兵庫県からの選出は初めて。

 同酒は「マスクメロンやアーモンドの味わい、口の中で絶妙に調和した酸味に加え、アニスとホワイトアスパラガスの香り」を楽しめると評価された。都美人酒造の杜氏(とうじ)の家修さん(69)は「これを機に全世界に広がればうれしい」と喜んだ。

 このほか、出品酒全てで高評価を得た蔵元を表彰する「サケ・ブリュワー・オブ・ザ・イヤー」に宮城県の新沢醸造店を選出。手頃で高品質の日本酒に与える「グレート・バリュー・チャンピオン・サケ」には、千葉県の鍋店の銘柄が選ばれた。