イラン次期大統領、ヒズボラ支援を確認 外交方針初表明

AI要約

イラン次期大統領がヒズボラ支援を確認し、ガザへの攻撃非難声明を出す。

外交方針の初表明であり、ヒズボラへの支援を強調。

イラン国民が明確なメッセージを送ったとの反応も。

イラン次期大統領、ヒズボラ支援を確認 外交方針初表明

【AFP=時事】(写真追加)イランのマスード・ペゼシュキアン(Masoud Pezeshkian)次期大統領は8日、レバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)を支援する方針を確認し、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)への攻撃を改めて非難する声明を出した。5日に行われた大統領選決選投票で当選して以来、初めての外交方針の表明となった。

 声明は国営イラン通信(IRNA)を通じ、ヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)師に宛てて出された。ヒズボラや他の親イラン組織について、「抵抗への支援はイラン・イスラム共和国の基本方針だ」と強調。「抵抗運動」により、ガザをめぐるイスラエルの「主戦論的かつ犯罪的な方針」に歯止めが掛かるだろうと述べた。

 イラン大統領選で改革派とされるペゼシュキアン氏が保守強硬派のサイード・ジャリリ(Saeed Jalili)元最高安全保障委員会事務局長を破ったことを受け、イスラエルのイスラエル・カッツ(Israel Katz)外相は、「改革と反政府の動きを求める明確なメッセージ」をイラン国民が示したとの見方を示していた。【翻訳編集】 AFPBB News