キーウの小児病院などにミサイル攻撃 ウクライナ各地で18人死亡

AI要約

ウクライナ各地でミサイル攻撃があり、少なくとも18人が死亡。

キーウの小児病院も被害を受け、市民が救助活動に参加。

ゼレンスキー大統領はロシアに責任を追及し、被害状況を明らかに。

キーウの小児病院などにミサイル攻撃 ウクライナ各地で18人死亡

 ウクライナ各地で8日午前、大規模なミサイル攻撃があり、首都キーウなどで少なくとも18人の死亡が確認された。現地では救助活動が続いており、死傷者は増えるおそれがある。

 キーウでは、中心部にあるオフマディト小児病院(720床)も被害を受けた。同病院はロシアの全面侵攻開始前の時点で年間1万件の手術を行い、2万人の子どもの治療を担っていた。非常事態庁がSNSに投稿した写真では、市民ががれきの撤去の手伝っている様子が写っている。

 同庁によると、キーウ市内の死者は8人、負傷者は15人に上る。ゼレンスキー大統領は「ロシアは完全な責任を負わなければならない。世界が沈黙しないことが重要だ」とSNSで訴えた。

 ゼレンスキー氏によると、ウクライナ各地へのロシア軍のミサイル攻撃は40発以上に及んだ。ゼレンスキー氏の出身地、中部クリビーリフのビルクル市長によると、同市でも10人が死亡し、31人が負傷した。(ロンドン=藤原学思)