ナポレオンの拳銃に3億円 自殺に使用企図か 仏競売
AI要約
19世紀のフランス皇帝ナポレオン1世が所有していた拳銃2丁が7日、競売に掛けられ、169万ユーロで落札された。
落札者の詳細は明らかにされておらず、拳銃は国宝に指定されており国外持ち出しは原則禁止。
拳銃は金や銀で装飾され、ナポレオンが自殺に使おうとしたが、従者が火薬を取り除いており、代わりに服毒自殺を試みたことが明らかになった。
【パリAFP時事】19世紀のフランス皇帝ナポレオン1世が所有していた拳銃2丁が7日、パリ近郊で競売に掛けられ、169万ユーロ（約2億9400万円）で落札された。
落札者の詳細は明らかにされていない。仏政府は拳銃を国宝に指定しており、原則として国外に持ち出すことが禁じられている。
金や銀で装飾が施され、ナポレオンの肖像が彫られた拳銃は、敗戦とパリ陥落で失意に暮れたナポレオンが自殺に使おうとしたとされる。ただ、「従者が火薬を抜き取っていた」と競売商オズナの専門家は説明。代わりに服毒自殺を試みたナポレオンは毒を吐き出して生き延び、後に忠誠心に感謝して従者に拳銃を贈ったという。
