ポーランド政府、ドイツなど3カ国に国境警備人員の派遣を要請

AI要約

ポーランドがベラルーシとの国境警備を強化するために、フィンランド、ドイツ、ギリシャに警備員を派遣することを求めている。

東側諸国から欧州諸国に移民の流入が増加しており、欧米諸国がハイブリッド攻撃を非難している。

フロンテックスによると、今年1─5月に東側諸国からEU諸国に入ろうとする人々の数が急増している。

ポーランド政府、ドイツなど3カ国に国境警備人員の派遣を要請

[ワルシャワ 4日 ロイター] - ポーランドはベラルーシとの国境の警備を強化するために、フィンランド、ドイツ、ギリシャの3カ国に国境警備や警察業務に当たる人員を派遣するよう求めている。背景には東側諸国から欧州諸国への移民の流入が増加していることへの懸念がある。ポーランド政府高官が4日、記者団に明らかにした。

高官は「準備が進んでおり、こうした国々は国境警備の経験が豊富だ。特にギリシャの経験はかなり役に立つだろう」と述べた。

欧米諸国はベラルーシが欧州諸国に移民を送りつける「ハイブリッド攻撃」を行っていると非難しており、ポーランドとベラルーシの国境は緊張が高まっている。

欧州国境・沿岸警備隊(フロンテックス)によると、東側諸国から国境を越えて欧州連合(EU)諸国に入ろうとする人々の数は今年1─5月に2倍近くに急増した。