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中国、フィリピンを極超音速ミサイルの標的に=マルコス上院議員
フィリピン上院議員が中国の極超音速ミサイル計画に関する動画を投稿し、フィリピンをターゲットにしていると主張。
議員は証拠を示すことなく情報を公開し、中国の脅威を指摘。
フィリピン国家安全保障会議は議員の主張を否定し、追加情報を求める姿勢。
![中国、フィリピンを極超音速ミサイルの標的に=マルコス上院議員](/img/article/20240704/6686236f4ed84.jpg)
Mikhail Flores Karen Lema
[マニラ 3日 ロイター] - フィリピンのアイミー・マルコス上院議員はソーシャルメディアに2日投稿した短編動画で、フィリピンを極超音速ミサイルの標的にする中国の計画を知っていると述べた。
マルコス議員はマルコス大統領の姉で、上院外交関係委員会の委員長を務める。この動画はこれまでにTiktok(ティックトック)で90万回余り、フェイスブックで10万回余り再生された。
マルコス議員は動画で、中国は極超音速ミサイルの標的としてフィリピンの25カ所を設定しており、最初の攻撃対象には台湾に近いフィリピン北部バタン諸島が含まれると主張した。
ただこれを裏付ける証拠の提供はなく、情報をどこで入手したか説明はなかった。
マルコス議員は、マルコス大統領の親米政策を見て、中国はフィリピンを脅威とみなすようになったと指摘した。
フィリピン国家安全保障会議の報道官は、マルコス議員が言及した安全保障上の脅威については「承知していない」と語り、同議員に追加情報を求めるとした。