習氏、プーチン氏に「運命共同体」 中ロ主導の機構「より緊密に」
AI要約
プーチン大統領と習近平国家主席がSCO首脳会議で会談し、ロ中の協力を強調。米欧に対抗して連帯する姿勢を示す。
プーチン氏はロ中の関係を「最高の時期にある」と強調し、SCOの役割を高く評価。
習氏は中ロ関係の価値を引き続き培い、両国の合法的権益を守る必要性を呼びかけた。
ロシアのプーチン大統領と中国の習近平（シーチンピン）国家主席が3日、上海協力機構（SCO）首脳会議のため訪問中のカザフスタンで会談した。プーチン氏が「ロ中の協力は国際舞台の重要な安定化要因の一つだ」と述べると、習氏も「SCOをより緊密な運命共同体にするため、深く話し合いたい」と応じ、米欧に対抗して連帯していく姿勢で一致した。
プーチン氏はロシアと中国の関係について「歴史上、最高の時期にある」と強調。SCOについても、加盟国の拡大により「公正で多極的な世界秩序の重要な支柱の一つとして役割を強化している」と評価した。
中国外務省によると、習氏も今年5月のプーチン氏の訪中を高く評価。「刻々と変化する国際情勢に直面する中、両国協力の内なる原動力を開拓し、中ロ関係の独特の価値を引き続き培い、両国の合法的権益を守るために努力する必要がある」と呼びかけた。
