エルビス・プレスリーが着用、青のスエードシューズ 2400万円で落札

AI要約

エルビス・プレスリーの青いスエードの靴が24万円で落札されたニュース。

プレスリーが着用していた靴は競売で販売され、プレスリーとその靴にまつわるエピソードが語られた。

フレディ・マーキュリーが着用していた衣装も競売にかけられ、音楽史に残るアイテムが売られた。

エルビス・プレスリーが着用、青のスエードシューズ 2400万円で落札

(CNN) 米歌手で「キング・オブ・ロックンロール」としても知られるエルビス・プレスリーのデビューアルバムは1956年にヒットチャートを席巻したが、オープニングナンバーは「ブルー・スエード・シューズ」だった。

プレスリーが所持していた青色のスエードの靴は6月28日に競売に出品され、キングらしく12万ポンド(約2400万円)で落札された。英競売会社ヘンリー・オールドリッジ・アンド・サンが明らかにした。

競売は5万5000ポンドから始まった。出品された靴は、「20世紀の大衆文化を超越した、ショービジネスを象徴する記念品」とされた。

競売会社はCNNに対し、靴は米カリフォルニア州の顧客が購入したと明らかにした。

靴の大きさは10.5インチ(約26.5センチ)で、ブランド「ナンブッシュ」の刻印がある。競売会社のウェブサイトの説明によれば、靴は50年代にプレスリーがステージ上でもステージの外でも着用していた。

競売会社によれば、プレスリーは56年の「スティーブ・アレン・ショー」で、「アイ・ウォント・ユー、アイ・ニード・ユー、アイ・ラブ・ユー」と「ハウンド・ドッグ」を歌った際に、この靴を着用していた。プレスリーは58年、米軍に入隊する前夜、友人のアラン・フォルタスさんに靴をプレゼントしていた。

靴については、プレスリーの親友であり、エルビス・プレスリー博物館の生みの親でもあるジミー・ベルベットさんが本物であると確認した。

出品された靴には、ベルベットさんの直筆の署名入りの鑑定書と、フォルタスさんが靴を渡された夜の出来事を記した手紙が添えられていた。

競売会社のウェブサイトで公開された手紙によれば、「エルビスが入隊する前夜、エルビスはここグレースランドで一晩中、パーティーを開いた」という。

「その後、我々はレインボー・ローラースケート場に行った。全員が家に戻ると、エルビスは我々のうちの何人かを2階に呼び、軍隊から戻ったときに着たいとか欲しいとか思わなかった服の一部を譲ろうとしていた。その夜、エルビスは私に、このサイズ10.5の青いスエードの靴をくれた。わたしはこの靴を何年にもわたって所有している」と手紙は続く。

競売会社によれば、この靴が出品されたのと同じ日に、音楽史にとって象徴的なもう一つの品が競売にかけられた。

競売会社はCNNの取材に対し、クイーンの「狂気への序曲」のミュージックビデオでロック界の伝説的スターであるフレディ・マーキュリーが着用していた衣装が19万7000ポンドで落札されたと明らかにした。