米大統領夫人、候補交代論一蹴「討論で決定できず…戦い続ける」

AI要約

米国大統領選挙を控えた初のテレビ討論でのバイデン大統領の高齢リスクについての懸念と、ジル夫人がそれに対して戦い続ける姿勢を示した。

討論後のメディアや党内からの辞退圧力にもかかわらず、バイデン大統領とジル夫人は決意を固めている。

バイデン大統領は健康問題を認めながらも選挙を最後まで戦い抜く意志を示している。

米大統領夫人、候補交代論一蹴「討論で決定できず…戦い続ける」

11月の米国大統領選挙を控えて開かれた初めてのテレビ討論で「高齢リスク」を示したバイデン大統領をめぐり候補交代論が出ていることに対し、バイデン大統領のジル夫人は「私たちは戦い続けるだろう」としながら一蹴した。

ファッション誌ヴォーグによると、ジル夫人は前日に電話で、民主党をはじめ全方向的に提起される辞退圧力と関連して「家族はあの90分の討論がバイデン大統領の4年間の大統領としての時間を裁断するようにしないだろう」と話した。その上で「私たちは戦い続けるだろう。バイデン大統領は常に国のために最も良い仕事をするだろう」と強調した。

バイデン大統領は先月27日に共和党大統領候補に内定したトランプ前大統領とCNN主催で開かれたテレビ討論で脈絡に合わない発言をしたりどもったりする姿で81歳の高齢にともなう健康と認知力関連の疑問を増幅させた。彼は活力を見いだすのが難しいかすれ声でしばしば言葉に詰まり、口を開いてじっと見つめる姿を見せたかと思えば、話そうとした言葉を終えられないまま発言機会を逃したりもした。

その後ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストを含む主要メディアは一斉に社説を通じバイデン大統領の決断を促し、党内部でも辞退の圧迫が続いている。

バイデン大統領は討論翌日にノースカロライナ州での遊説を通じ「以前ほど楽に歩くことができず、すらすら話すこともできず、討論がうまくできない」としながらも、「しかし私は私が知ることを確実に知り、真実をどのように話すべきかわかる」として完走の意志を表わした。

ジル夫人もやはり討論後全日程に同行してバイデン大統領の強固な後援者を自任した。現地メディアではバイデン大統領の去就決断に決定的役割をする人物としてジル夫人を挙げてきたが現時点では「バイデン大統領の完走」というジル夫人の意志もまた確固としていると確認されている。

バイデン大統領は続けてキャンプ・デービッドに移動し家族とともに計画された休暇を取り、家族と去就問題についても話し合ったと現地メディアは報道した。