6月の消費者物価上昇率2．4％ 11か月ぶり低水準＝韓国
AI要約
韓国の統計庁が発表した6月の消費者物価指数は前年同月比2．4％上昇し、低水準を記録。
農畜水産物の物価が引き続き上昇し、果物価格が特に高騰。
石油類の物価も高水準で、変動の大きい農産物と石油類を除いたコア物価は2．0％上昇。
【世宗聯合ニュース】韓国の統計庁が2日発表した消費者物価動向によると、6月の消費者物価指数は前年同月比2．4％上昇した。物価の伸びは3か月連続で2％台にとどまり、昨年7月（2．4％）以来11か月ぶりの低水準を記録した。上昇率は1月の2．8％から2～3月に3．1％に上がったが、4月（2．9％）、5月（2．7％）と3か月連続で縮小している。
農畜水産物の物価は先月も6．5％上がり、物価全体の上昇をけん引した。リンゴ（63．1％上昇）やナシ（139．6％上昇）など果物価格の上昇が続いている。
石油類の物価上昇率も4．3％と、前月（3．1％）を上回った。2022年12月に6．3％上昇して以来1年半ぶりの高水準だ。
変動の大きい農産物と石油類を除いたコア物価は前年同月比2．0％上昇した。経済協力開発機構（OECD）が各国の比較に用いるコア指数（農産物とエネルギーを除く）は2．2％上昇した。
生活実感に近い生活物価指数の上昇率は2．8％だった。
生鮮食品の指数は前年同月比11．7％上昇した。魚介類（マイナス1．4％）と野菜（マイナス0．8％）が下落した一方、果物は31．3％上昇した。
