試合中のスタジアム屋根に上った男を逮捕、「いい写真」撮ろうと ユーロ2024

AI要約

サッカー欧州選手権(ユーロ2024)会場のドルトムントで、試合中に屋根によじ登った男が逮捕された。

男は「いい写真を撮りたかった」と供述し、警察がドローンとヘリコプターで監視を行った。

男は以前も著名建築物の写真を撮るために高所に登ったことがあると話しており、現在は不法侵入罪で訴追手続きが進められている。

試合中のスタジアム屋根に上った男を逮捕、「いい写真」撮ろうと ユーロ2024

(CNN) ドイツ・ドルトムントのサッカー欧州選手権(ユーロ2024)会場で、試合中にスタジアムの屋根によじ登った男が警察に逮捕された。男は「いい写真を撮りたかった」と供述しているという。

ドルトムント警察によると、ドイツとデンマークが対戦していた現地時間の29日午後10時11分、屋根の上に男がいるのを警察が発見し、ドローンとヘリコプターを使って男の行動の監視を続けた。

SNSに投稿された映像には、顔を覆い隠した黒い服の男がスタジアムの屋根の骨組みによじ登る姿が映っている。

屋根によじ登ったのはドイツのオスナブリュックから来た21歳の男で、観客が危険にさらされる場面はなく、政治的動機はなかったと警察は見ている。

男は警察の指示に従い、午後11時44分に逮捕された。持っていたかばんからはカメラ機材が見つかった。

警察の調べに対し、男は「いい写真」を撮るため屋根に上ったと話しているという。

捜査の結果、男は2022年4月と24年5月にも、別の場所で「素晴らしい高さ」から著名建築物の写真を撮ろうとしていたことが分かった。

男は釈放され、不法侵入罪で訴追手続きが進められている。

ドルトムント警察は欧州サッカー連盟とともに、男がスタジアムの屋根に上ることができた経緯を調べている。