「出馬すべきでない」72% バイデン氏、討論会で高齢不安 米調査

AI要約
バイデン大統領とトランプ前大統領によるテレビ討論会後の世論調査結果が発表された。バイデン氏への支持が低下し、多くの人が出馬に対して懸念を示す結果となった。一方、トランプ氏も支持率が低下し、有罪判決などの理由から出馬に反対する声が増えている。

 【ワシントン時事】米CBSテレビは6月30日、バイデン大統領とトランプ前大統領による第1回テレビ討論会後の28~29日に実施した世論調査結果を発表した。

 それによると、「バイデン氏は大統領選に出馬すべきではない」とした回答が全体の72%に上った。2月調査では63%で、心身の衰えが目立った討論会の姿が、高齢不安と交代論に拍車を掛けた。

 民主党支持層でみると、「出馬すべきだ」が2月調査比10ポイント減の54%、「すべきでない」が同10ポイント増の46%。撤退を求める声は多数派に至っていないものの、支持は大きく揺らいだ。出馬を支持しない理由として86%が「年齢」を挙げ、「職務における意思決定」も71%と多かった。

 一方、トランプ氏に関しても「出馬すべきでない」が54%で「すべきだ」の46%を上回った。不支持の理由は91%の回答者が「有罪判決」、89%が「職務における意思決定」を挙げた。