ナイジェリアで連続自爆攻撃、18人死亡

AI要約

ナイジェリア北東部ボルノ州で起きた自爆攻撃により、少なくとも18人が死亡し、42人が負傷した。攻撃はグウォザで3件発生し、葬儀会場や病院などが標的となった。

ボコ・ハラムがグウォザを占拠したことに端を発した攻撃は、軍の奪還後も続いており、今回の犯行声明は出ていない。

犠牲者には子どもや妊婦も含まれ、負傷者は州都に搬送されるなど深刻な状況である。

【AFP=時事】ナイジェリア北東部ボルノ(Borno)州で29日、3件の自爆攻撃があり、当局によると少なくとも18人が死亡した。負傷者も42人に及び、うち19人が重傷だという。

 自爆攻撃はいずれも同州グウォザ(Gwoza)で起きた。警察によると、うち1件では乳児を背負った女が結婚式の最中に爆発物を起爆させた。他の2件では、病院と葬儀会場が標的になったという。

 AFPが確認したところによると、州の緊急当局は「これまでのところ子ども、男性、女性、妊婦計18人が死亡した」としている。19人の「重傷者」が州都マイドゥグリ(Maiduguri)に搬送されたという。

 イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」は2014年にグウォザを占拠し、州北部の広範な地域を支配下に置いた。

 グウォザは2015年にチャド軍の支援を受けたナイジェリア軍によって奪還されたが、その後もボコ・ハラムは近郊の山を拠点に攻撃を続けている。

 現時点ではボコ・ハラムは今回の攻撃について犯行声明を出していない。【翻訳編集】 AFPBB News