モンゴル総選挙、与党に勢い 野党内紛で政権維持か

AI要約

モンゴルで国民大会議の総選挙が実施され、与党モンゴル人民党が政権維持の見通し。最大野党の民主党は内紛により党勢拡大が困難。

モンゴルは中ロとバランスを保ちつつ日米との関係も重視。外交政策や日本留学経験者の比例代表への配慮が見られる。

選挙結果に関わらず、モンゴルは民主主義国家として国際関係を慎重に進める見通し。

 【ウランバートル共同】モンゴルで28日、任期満了に伴う一院制の国会、国民大会議(任期4年、定数126)の総選挙が実施された。同日中に開票を開始。与党モンゴル人民党に勢いがあり、8年間続く政権を維持するとの見方が多い。最大野党の民主党は内紛が激しく、党勢拡大の足かせとなっている。

 モンゴルはロシアによるウクライナ侵攻後もエネルギー供給を受けるロシアと高官交流を維持。中国への経済的依存が高まっており、選挙結果にかかわらず中ロとバランスを保つ外交を続ける見通し。民主主義国家として日米との関係も重視し、人民、民主両党は日本留学経験者を比例代表の名簿順位1位に据えた。