ジャイアントパンダ「雲川」と「鑫宝」が米国に到着

AI要約

ジャイアントパンダの「雲川」と「鑫宝」が米国カリフォルニア州のサンディエゴ動物園に到着し、隔離検疫期間を経て公開される予定。

パンダは四川省からチャーター機で移送され、飛行中に竹や果物などの食糧が提供された。専門家も同行して飛行中の健康管理を行った。

サンディエゴ動物園では中国からの専門家が3か月間滞在してパンダの適応支援を行う。両者の到着で中米間の保護協力が始まった。

ジャイアントパンダ「雲川」と「鑫宝」が米国に到着

【東方新報】ジャイアントパンダの「雲川(ユンチュアン、Yun Chuan)」と「鑫宝(シンバオ、Xin Bao)」が6月27日にチャーター機で米国のカリフォルニア州ロサンゼルスに到着し、その後南カリフォルニアのサンディエゴ動物園(San Diego Zoo)へ移送された。彼らは約1か月間の隔離検疫期間を経て公開される予定だ。

「雲川」は雄で2019年7月28日に生まれた。「鑫宝」は雌で2020年7月23日に生まれた。2頭は現地時間26日夜に四川省(Sichuan)中国ジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地から出発し、成都双流国際空港(Chengdu Shuangliu International Airport)からチャーター機で米国へ向けて出発した。

 パンダの飛行中の健康と安全を確保するため、中国側は新鮮な竹、竹の子、果物、野菜、特製の窩頭(トウモロコシの粉で作る蒸した食べ物)、飲料水を用意した。また、中米双方から計5名の経験豊富な飼育員と獣医師が同行した。

「雲川」と「鑫宝」の移動は順調だった。サンディエゴ動物園に到着した後、中国からの専門家が約3か月間滞在し、「雲川」と「鑫宝」が新しい環境に迅速に適応できるよう支援する。

 サンディエゴ動物園は米国で最も訪問者数が多い動物園の一つであり、また、米国で初めて中国とジャイアントパンダの研究協力を行った施設でもある。今回、「雲川」と「鑫宝」の到着により、新たな中米間のジャイアントパンダ保護の協力がスタートした。(c)東方新報/AFPBB News

※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。