米大統領選討論会、トランプ氏陣営は終了前に勝利宣言

AI要約

トランプ氏の選対本部は2024年大統領選の初の討論会後、トランプ氏の勝利を宣言し、一方でバイデン氏を批判。

トランプ氏のパフォーマンスを称賛しつつ、バイデン氏の経済政策に対する批判を強調。

民主党関係者はバイデン氏の討論のパフォーマンスを懸念し、追及が不十分だったと指摘。

米大統領選討論会、トランプ氏陣営は終了前に勝利宣言

(CNN) CNNが主催する2024年大統領選で最初の討論会が終わりを迎える中、トランプ前大統領の選対本部の責任者らは報道向けの発表でトランプ氏の勝利を宣言した。一方でバイデン大統領については「解雇されなくてはならない理由が具体的に明らかになった」と主張した。

トランプ氏の選対本部を統括するスージー・ワイルズ氏とクリス・ラシビタ氏は「今夜トランプ大統領が示した討論のパフォーマンスと勝利は歴史上最も偉大なものであり、同じく歴史上最も多くの有権者の聴衆に届いた」と強調。

「片やバイデン氏は、解雇されなくてはならない具体的な理由を露呈した。1週間にわたって休暇を取り、キャンプデービッドで討論会の準備をしたにもかかわらず、バイデン氏は経済と国境政策に関する自身の悲惨な実績を擁護することができなかった」と指摘した。

一方、民主党の関係者2人は、バイデン氏の討論のパフォーマンスについて懸念を表明。特にメディケア(高齢者向け保険)について論じる際、思考がつながらなくなった気配を見せたところで、関係者の一人は「全くいいところがない」と口にした。

その後の討論については、ポルノ女優とのスキャンダルなどでトランプ氏を攻撃する場面もあったと評価しつつ、相手のコメントを痛烈に批判する好機を捉えなかった点には疑問が残るとした。とりわけ人工妊娠中絶の問題に絡む議論では、追及が不十分だったとの見方を示唆した。