「韓国文化接触で公開処刑」 北朝鮮、思想統制を強化 人権報告書

AI要約

北朝鮮での韓国文化の流入による思想統制や公開処刑の実態を報告

22歳の若者が韓国の歌を聴いたことで公開処刑される事例が明らかに

サングラスの着用や韓国風の言葉遣いも反動思想行為と見なされる状況について報告

 【ソウル時事】韓国統一省は27日、脱北者らの証言に基づき作成した北朝鮮の人権問題に関する報告書を公開した。

 韓国の歌や映画に触れた住民が公開処刑されるなど、北朝鮮が韓国文化の流入に神経をとがらせ、思想統制を強めている実態が明らかになった。

 報告書は、北朝鮮が2020年に制定した韓国文化の視聴や流布を禁じる「反動思想文化排撃法」を根拠に公開処刑が行われた事例について初めて記載。農場で働いていた22歳の若者が韓国の歌を聴いたり、周囲に広めたりしたとして、22年に公開処刑された現場の目撃情報があった。

 報告書によると、サングラスの着用や、結婚式で新婦が白色のドレスを着ることも同法に違反する「反動思想行為」と見なされる。23年には「平壌文化語保護法」が制定され、韓国風の言葉遣いに対する統制が強まっている。