国連会議タリバン初出席へ 暫定政権の報道官

AI要約

アフガニスタンのタリバン暫定政権が、国連主催のアフガン関連会議に初めて出席することが決定した。

会議では国際社会のアフガンへの関与について協議されるが、タリバンと欧米の主張の違いから具体的成果は不透明。

女子教育の禁止や女性の就労制限など、タリバンの政策に対する人権抑圧の批判が根強い。

 【イスラマバード共同】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権の外務省は25日、カタールの首都ドーハで30日から国連主催で開かれるアフガン関連会議に、暫定政権のムジャヒド報道官率いる代表団が出席すると発表した。会議は昨年5月と今年2月に続き3回目で、タリバン側の出席は初めて。

 会議ではアフガンに対する国際社会の関与をいかに進めるかを協議する。中学生以上の女子教育禁止や女性の就労制限を続けるタリバン側に対し、欧米は人権抑圧だと批判し政権を承認していない。主張の隔たりは大きく、タリバン側の出席が具体的成果に結び付くかどうかは不透明だ。