英総選挙、小選挙区制で劇的な政権交代 労働党が「歴史的な地滑り勝利」予想

AI要約

英国の総選挙は下院議員を選出する。投票所や投票の手続きについての概要や、選挙後の政権交代の流れが明確に説明されている。

保守党と労働党の一騎打ちが予想されており、労働党が地滑り的勝利を収める見通し。自由民主党も台頭して第三党の座に就く可能性がある。

英国の政治システムや選挙プロセスが詳細に記述されている。投票年齢や選挙区の制度、政党間の構図に関する情報が示されている。

英総選挙は下院(定数650)の議員を選出し、原則として5年に1回実施される。1人1区の小選挙区制で、選挙区の数も650。投票年齢と被選挙年齢はともに18歳以上。投票には有権者登録が必要だ。

投票所は地域の教会や学校、集会所などに設置される。投票日の投票時間は午前7時~午後10時。事前の郵便投票も可能だ。

選挙結果を受け、最も多くの議席を獲得した政党がチャールズ国王から組閣を要請される。新議会は7月9日に招集され、議長を選出する。同17日に国王の臨席による議会の開会式が行われ、新政権が当面の施政方針を発表する。

保守党と労働党が大半の小選挙区で事実上の一騎打ちとなるため、一方の政党が獲得議席数で圧倒的な差をつけて勝利し、劇的な政権交代につながることも少なくない。

英紙テレグラフの予想(6月27日現在)では、労働党は今回の総選挙で251議席を積み増し、過去最多の453議席を獲得する地滑り的勝利となる見通しだ。保守党は258議席減の84議席に後退するとしている。また、中道政党の自由民主党が57議席増の68議席獲得で第3党に躍り出るとしている。(ロンドン 黒瀬悦成)