熱波のギリシャで観光客の死亡相次ぐ 高齢者ら6人

AI要約

ドイツ人男性がクレタ島でハイキング中に行方不明となり、遺体が見つかった。男性は険しい峡谷の近くで見つかった。

ギリシャでは季節外れの高温が相次いでおり、外国人旅行客の死亡事故が続いている。今回の男性は6人目の犠牲者となった。

最近は英BBCの司会者や欧米人ら、複数の外国人旅行者が異常な暑さや遭難で命を落とす事例が多く報告されている。

熱波のギリシャで観光客の死亡相次ぐ 高齢者ら6人

【AFP=時事】ギリシャ・クレタ(Crete)島で24日、ハイキングに出掛けたまま行方不明になっていたドイツ人男性(68)の遺体が見つかった。消防当局同日、が発表した。同国では季節外れの高温が続いており、命を落とす観光客が後を絶たない状況となっている。

 消防当局の発表によると、男性は前日から行方が分からなくなっていた。遺体は島南部の険しい峡谷の近くで見つかった。

 国営アテネ通信社(ANA)は、男性が見つかった場所はヘリコプターでアクセスすることができず、救助隊員らが徒歩で遺体を収容したと伝えた。

 ギリシャでは今月、クレタ島などの人気観光地の島々で外国人旅行客の死亡が相次いでいる。今回、遺体が見つかったドイツ人男性で6人目。

 9日にシミ(Symi)島で英BBCの司会者マイケル・モーズリー(Michael Mosley)氏が遺体で発見されて以降、55~80歳の欧米人男性らの死亡が確認されていた。

 その他、高齢のフランス人女性2人と米国人男性1人が1週間以上行方不明となったままとなっている。

 ギリシャでは11~13日に観測史上最も早い熱波が発生。多くの地点で40度を超えた。先週も各地で40度近い高温が観測された。【翻訳編集】 AFPBB News