ミサイル破片がビーチに飛散、子ども含む5人死亡 クリミア半島

AI要約

ウクライナ軍がセバストポリを攻撃した際に、ミサイルの破片がビーチに飛散し、少なくとも5人が死亡、100人以上が負傷。

ロシア国防省はウクライナ軍がクラスター弾搭載のミサイルを使用したと主張。

死亡した犠牲者の中にはロシア極東の副市長の娘も含まれる。

ミサイル破片がビーチに飛散、子ども含む5人死亡 クリミア半島

(CNN) ロシアが支配しているウクライナ南部クリミア半島で、セバストポリを攻撃したウクライナ軍のミサイルの破片がビーチに飛び散り、海水浴客など少なくとも5人が死亡、100人以上が負傷した。

セバストポリのラズボジャエフ市長がテレグラムに掲載した情報によると、これまでの被害者は124人に上っており、うち子ども3人と大人2人が死亡した。

ロシア国防省はこの攻撃について、ウクライナ軍が米国から供与されたクラスター弾搭載のATACMC戦術ミサイルを使用したとテレグラムに投稿。ロシアの防空システムでミサイル4発を迎撃したが、残る1発が「防空の衝撃を受けて最終段階で飛行軌道をそれ、市街地の上空で弾頭が爆発した」としている。

X(旧ツイッター)に投稿された映像には、負傷した市民が担架で運ばれて車に乗せられる様子が映っている。水着姿の海水浴客らは現場から避難していた。

死亡した犠牲者の1人はロシア極東マガダンの副市長の娘だった。マガダン市長によれば、副市長の娘は9歳で、両親と一緒にセバストポリで休暇を楽しんでいたという。

ビーチには仕事を終えた市民や親子連れが訪れていた。目撃者は、ミサイル攻撃に警戒を呼びかけるサイレンはならなかったと証言している。

ロシア国防省は今回の攻撃について、米政府にも責任があると強調した。

ウクライナはこの攻撃についてコメントしていない。